緑豊かなマンション 完工直後から圧巻の緑量

壁面緑化をご検討されている会社様からよくいただくお悩みのひとつに、「完工・引き渡し時の見栄え(ボリューム感)」と「直後の環境変化による枯れ・活着不良」があります。
引き渡し時に植物のボリュームが少なく寂しい印象になってしまったり、設置直後の環境の変化(強い日差しや風圧)に耐えきれず根付く前に枯れてしまったりするケースは、緑化計画において避けるべき課題です。
今回は、先月完工したばかりの最新分譲マンションの施工実績をご紹介します。完工直後でありながら豊かな緑量を実現し、さらに長期的な健全性を担保するための「養生計画」のポイントを解説します。



1.施工実績の紹介(先月完工)
今回施工を担当させていただいたマンションでは、エントランスアプローチから建物側面の高層部分に至るまで、広範囲にわたる壁面緑化(カベルデ)を導入いただきました。
先月完工したばかりの「出来立て」の現場ですが、写真をご覧の通り、引き渡し時点から隙間のない豊かな緑量と立体感のある美しいデザインを実現しています。
足元の植栽や外構のシンボルツリーと相まって、無機質になりがちな建物外観に温かみが生まれ、マンション住人様や近隣の方々が足を止める「都市の中の憩いの場」として定着しています。
2. 美しさと耐久性を両立する秘密:「あらかじめ長くとる養生期間」
完工直後からこれほどの緑量を確保できている最大の理由は、設計・工程計画の段階から「事前の養生期間を長めに設定・確保していたこと」にあります。
一般的に、植え付け直後のユニットで植物が根付くのを待つ方法では、見栄えが整うまでに時間がかかる上、気候の変化や外部環境の影響をダイレクトに受けて枯れてしまうリスクが高まります。
あらかじめ管理拠点でユニットごとの養生期間をしっかり設けることには、以下の大きなメリットがあります。
- 見栄えの完成度(即効性)
- ユニット内で植物が十分に生長・繁茂した状態で現場へ搬入・施工するため、お引渡し当日から豊かな景観を提供できます。
- 根の「張り」による環境適応力・枯れにくさ(耐久性)
- 養生期間中に固化培土(エクセルソイル)内で根がしっかりと張りめぐらされます。根が十分に活着している植物は、現場設置後の日射・乾燥・ビル風などの厳しい環境変化にも耐えることができます。
- 活着不良による補修コストの削減
- 初期段階での枯れリスク(初期補修の手間)を大幅に減らせるため、施工主様にとっても引き渡し後のトラブルを未然に防止できます。
3.確実な緑化を実現するために
建物の資産価値や外観デザインを引き立てる壁面緑化において、「植えた後すぐに枯れてしまう」「ボリュームが出ない」といったリスクは避けたいポイントです。
だからこそ私たちは、表面的な施工スピードだけでなく、「事前の養生期間を計算に入れた余裕のある工程設計」を勧めています。